9x年代からの骨董品、でもドハマりしちゃう、そんな鉄道会社経営ゲーム、Simutrans。私、α Romeoも受験期の合間を縫って遊んでいました(何やってんだ)
軽量・マルチプラットフォームなゲームですが、ver123にてBGMシステムが変更になりました
はじめに
これまでLinuxでMidiを鳴らすには、SDL_mixerを介する必要がありました。
この問題を良くないと思った有志によりSDL2でfluidsynthを直接実装する方法が提案され、ver123で正式実装されたそうです
SteamDBの説明文和訳
新しい音楽バックエンド。これをすぐに使えるように、小さなサウンドフォント(PCLite.sf2 50MB)を同梱しています[1]。これはほとんどの場合正しく聞こえるでしょう。さらに、sf2ファイルをsimutransインストール先の"music"ディレクトリに置き、サウンド設定でそれを選択することで他のサウンドフォントを試すことができます。よりリアルな音楽にはRealFont.sf2 (400MB)を、ピアノベースの音楽にはFreepats General MIDI (300MB) を試してください。
これに関する日本語の情報がなかったので苦労しましたホントに
だってSDL_SOUNDFONT=/usr/share/soundfonts/SGM-V2.01.sf2
通してもならなくなったんだもん
とりあえず、手っ取り早くBGM鳴らしたいという方はSteam版をインストールしてみてください。
ちなみに私のお勧めは、SGM Soundfontです。
ビルドに関して
MIDIの再生には、libSDL2_mixer
が必要となります。
libSDL2_mixer
はビルドに必須ではないライブラリであるため、これを含めずにビルドすると、MIDIを鳴らすことができません。
例えば、ArchLinuxの公式リポジトリ版は、libSDL2_mixer
を抜いてビルドされています。
ご自身でビルドして遊ぶ際は、お気を付けください。
これはSteam版のみのようです。ダウンロード版には同梱されていませんでした。 ↩︎