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📆 2022-11-27

SimutransのBGMシステムが新しくなった話

9x年代からの骨董品、でもドハマりしちゃう、そんな鉄道会社経営ゲーム、Simutrans。私、α Romeoも受験期の合間を縫って遊んでいました(何やってんだ)

simutrans

軽量・マルチプラットフォームなゲームですが、ver123にてBGMシステムが変更になりました

はじめに

これまでLinuxでMidiを鳴らすには、SDL_mixerを介する必要がありました。

この問題を良くないと思った有志によりSDL2でfluidsynthを直接実装する方法が提案され、ver123で正式実装されたそうです

SteamDBの説明文和訳

新しい音楽バックエンド。これをすぐに使えるように、小さなサウンドフォント(PCLite.sf2 50MB)を同梱しています[1]。これはほとんどの場合正しく聞こえるでしょう。さらに、sf2ファイルをsimutransインストール先の"music"ディレクトリに置き、サウンド設定でそれを選択することで他のサウンドフォントを試すことができます。よりリアルな音楽にはRealFont.sf2 (400MB)を、ピアノベースの音楽にはFreepats General MIDI (300MB) を試してください。

これに関する日本語の情報がなかったので苦労しましたホントに

だってSDL_SOUNDFONT=/usr/share/soundfonts/SGM-V2.01.sf2通してもならなくなったんだもん

とりあえず、手っ取り早くBGM鳴らしたいという方はSteam版をインストールしてみてください。

BGM Setting

ちなみに私のお勧めは、SGM Soundfontです。

ビルドに関して

MIDIの再生には、libSDL2_mixerが必要となります。

libSDL2_mixerはビルドに必須ではないライブラリであるため、これを含めずにビルドすると、MIDIを鳴らすことができません。

例えば、ArchLinuxの公式リポジトリ版は、libSDL2_mixerを抜いてビルドされています。

arch_simutrans

ご自身でビルドして遊ぶ際は、お気を付けください。


  1. これはSteam版のみのようです。ダウンロード版には同梱されていませんでした。 ↩︎